自分の名前1つでいろんなことが見えてしまう姓名判断。
実際にやってみると、名字と名前の総数だけではなく、いろいろな計算方法で導き出す五格というものがあるのに気づきます。
姓名判断から得られる情報を今以上にもっと細かく、深くするためにも、この五格を知ることは不可欠です。
そこで今日は、姓名判断の基本となる五格とは何なのか、そして五格の1つ1つがつかさどる意味や運勢についてじっくり掘り下げてご説明していきたいと思います。
その五格の中でも、一番優先させた方がいいものは何なのかについてもお伝えしていきますよ！
目次
姓名判断の基本【五格】とは？
姓名判断は、姓名からその人の持つ運勢や性格などを導き出すものです。
そもそもの起源は中国だそうですが、日本ではその人の姓名から5つの画数を算出して、その数字に対して解釈を行っていくことが一般的であり、名付けなどもこれにのっとって行われます。
それぞれの計算方法によって、天格、人格、地格、外格、総格の5つの「格」が導き出され、それを総称して「五格」と呼びます。
これらを吉数にしておくおとで、その人の運勢は良くなると考えられています。
例えば、山田太郎さんのように名字が2文字、名前が2文字だとすると、天格は名字の合計画数、人格は名字の最後と名前の最初の文字の合計画数、地格は名前の合計画数です。
外格は名字の最初と名前の最後の文字の合計画数、総格はすべての合計数です。
ただし、名字や名前の文字数が1文字だったり3文字以上だったりすると、少し計算方法が異なってきますので確認が必要です。
祖先からの運勢を表す【天格】
天格とは、私たちで言うところの名字の合計画数です。
例えば、山田であれば4画プラス5画の9画が天格となります。
森、のように1文字である場合は、霊数1を足す必要があるため、12画プラス1画で13画が天格です。
天格はその人の血筋などに関連し、過去から引き継がれてきた運命、天運を表すと言われます。
つまり、代々受け継がれてきた名字は、そこに運命もしっかり乗るというわけです。
だからこそ、その流れを絶やさない工夫がされてきたんですね。
この天格は出生時と晩年の運勢に影響を及ぼすと言われます。
名字は生まれ持ったもので自分では簡単に変えることができませんが、結婚などによって変わることもありますよね。
そうなるとまた運勢も変わってくるということになります。
そして、画数にはそれぞれやはり吉数と呼ばれるものや凶数と呼ばれるものがありますが、吉数だと、「ご先祖様から良い運気をいただいているんだな。ラッキー！」というふうに考えてください。
体質や恋愛運を表す【地格】
地格とは、私たちで言うところの名前の合計画数です。
例えば、良子であれば7画プラス3画の10画が地格となります。
光、のように1文字である場合は、霊数1を足す必要があるため、6画プラス1画で7画が地格ですし、明日香のように3文字ならば、8画プラス4画プラス9画の合計21画が地格です。
地格はその人が生まれ持った体質や恋愛運、そして家庭環境などを表すと言われます。
恋愛観はここをチェックするとわかりやすいですね。
家庭環境に大きく関与しているため、この世に生まれ落ちた瞬間から子ども時代という、成長過程における運勢にも大きく影響しています。
そのため、地格が吉数となっている場合は、楽しく恵まれた子ども時代を送ることができます。
幼い頃に楽しい思い出がたくさんある人は、地格が吉数の場合が多いようです。
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才能や性格を表す【人格】
人格とは、簡単に言うと名字の最後の文字と、名前の最初の文字の合計画数です。
例えば「山田太郎」という名前であれば、田の5画プラス、太の4画の9画が人格となりますし、「佐々木明日香」といった具合で3文字同士でも、木の4画プラス、明の8画で12画が人格です。
例えば名字が「原」、名前が「恵」のようにそれぞれが1文字である場合は、それぞれに霊数1を足す必要があるため、原の10画プラス1画と、恵の10画プラス1画で合計22画が人格となります。
人格はその人が生まれながらに持っている才能や性格など、その人の本質的な部分を表すと言われます。
また、20代から40代と、社会に深く関わっていくことになる中年期の運勢にも影響を与えます。
そのため、人格が吉数であれば、仕事でもプライベートでも素晴らしい仲間や家族に恵まれて、この上なく充実感を得ている、という人が多いでしょう。
人間関係や印象を表す【外格】
外格とは、簡単に言うと名字の最初の文字と、名前の最後の文字の合計画数です。
しかし、この計算方法でいくと名前や名字が3文字以上の人は少し計算が大変になってしまうため、ここだけは「総格から人格を引いた数」と引き算で表すのが一般的です。
山田太郎であれば、総格は21画で、人格が9画ですから、外格は21画マイナス9画の12画となります。
ただし、姓名共に1文字の場合は、それぞれに足した霊数1プラス1が外格となりますので、注意が必要です。
外格はその人の見た目や印象など、外から見た部分や、社会的な運勢を表すと言われます。
周りからどう見られるか、周りにどういう印象を与えるかという部分を、外格で見ていくことができます。
そのため、外格が吉数であれば、どんなところでも受け入れられ、人間関係に恵まれてにぎやかに過ごすという人が多いでしょう。
会社や学校などでもいい先輩や上司、いい後輩や部下、同僚に恵まれて仕事や学校生活を楽しめます。
総合運勢を表す【総格】
総格とは、姓名のすべての文字の画数の総合計です。
総格に関しては、名字や名前が1文字の人でも霊数を足す必要はありません。
一番簡単にできる姓名判断と言ってもいいかもしれません。
総格はその人が生まれてから亡くなるまでの一生分の運勢を表すと言われます。
つまり、その人がどんな人生を送るのかが見えるということですし、結婚して名字が変わることがあれば、そこから新たに運命がスタートすると考えてもいいかもしれません。
一生の運勢を見ますが、その中でも特に晩年運に影響すると言われます。
そのため、総格が良ければ、たとえ小さい頃に苦労したり、中年期に苦労したりしたとしても、「終わりよければすべてよし」という状態で、絵にかいたような幸せな老後を過ごすことができるかもしれません。
逆に総格がいわゆる凶数であれば、若いうちは良いことがたくさんあっても、晩年になって、例えば仕事や家族のことで苦労するというようなこともあります。
姓名判断で優先した方が良い格は？
今まで五格それぞれについての説明をしてきました。
もちろん、それぞれ詳しい意味を知っておき、行動する時に意識するといいのですが、その五格の中でも、特に重視したい格があります。
それは総格、人格、地格です。
総格はそれを1つ導き出すだけでその人の一生をざっと見ていくことができますし、どの格にも影響するために、一番しっかりと見ておくべきところですし、今から名付けをする場合にはぜひ吉数にしてほしいところでもあります。
人格は、その人の人間性を左右する格になります。
その人がどんな人なのかを判断する材料となるため、これもまた重視したいところです。
そして外格は、周囲の人に与える印象を決めるところです。
ここが良ければ人間関係がスムーズにいきやすくなりますし、円満な家庭も築きやすくなります。
今はまた時代が変わってきましたが、女性は結婚で名字が変わってしまうことが多かったため、重視する格は男女で異なるとも言われています。
五格を知ることで人生の悩みを解決！
姓名判断は、姓名さえきちんとわかれば、誰のことでもある程度読み解くことができる、手軽なのに本格的な鑑定方法です。
祖先からの運勢を表す天格、体質や恋愛運を表す地格、才能や性格を表す人格、人間関係や印象を表す外格に、総合運を表す総格という、この五格を丁寧に読み解いていくことで、その人が持つ人生の仕事、恋愛、人間関係に関する運気の流れやなどを前もって知ることができます。
また、幼少期から晩年まで、それぞれの期間の流れを見ることもできるため、例え今が苦しくても、未来を見据えてやる気を出すこともできますね。
このように、五格を知ることで、あらゆるジャンルの悩みの対処法を知ることもできるのです。
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