姓名判断の五格分類とは?
姓名判断の五格分類とは人の名前を総格・天格・人格・地格・外格の五つに分類したものの総称です。五格からはその人の性格、現在の運勢、仕事運、金運、対人運、恋愛運、結婚運を占うことができるので、姓名判断の根幹を成す要素となります。また、気になる相手がいる場合、その人の名前が分かれば2人の名前を五格に分類し、恋愛・結婚相性、今後の関係も占うことができます。
総格
「総格」とは、名字と名前の合計の画数を指し、その人の総合運を占う格になります。一生を通じてその人に影響を与える格で、 五格の中でも最も重要視されています。特に総格数が吉数だと、他の格が悪くても跳ね除けてしまうとまで言われています。一生を通じて影響を及ぼす格ですが、人生の後半から特に強い影響が出てきます。
天格
「天格」は名字の画数の合計を指します。天格は祖先から伝わる運勢と言われており、その人のルーツが分かります。天格は人生の内、誕生した瞬間と晩年の運勢に影響を及ぼします。ただ、天格の画数がよくない場合でも 現在の運勢への影響は小さいので、過度に心配する必要ありません。流派によっては天格で仕事運を占うこともあります。
人格
「人格」は、名字の最後と名前の最初の文字を足した画数を指します。その人の対人関係や内面について占う格となります。人格を詳しく見ることで、自分の周囲との関り方を知ることができます。自身の内面を表す人格と、表面を表す外格は密接な関りがあります。人間関係で悩んだ際はこの二つの格を見ると良いでしょう。また、人格は20代前半から影響を出し始め、30〜40代後半に最も強い影響を与えます。
地格
「地格」は、名前の画数の合計を指し、その人の生まれ持った個性や才能、愛情を占う格です。自身の恋愛運を占う時は地格に注目します。また、地格を読み解くことで将来、どのような家庭を築いていくのかといったことを占うこともできます。また、結婚等で名字が変わった場合でも、名前を変えない限り、地格数は変化しないので、総格の次に大事な格と言っても過言ではないでしょう。また、地格は人生の内、生まれてから20代前半頃に強い影響を与えます。
外格
「外格」は、名字の最初の文字と名前の最後の1文字、もしくは2文字の合計の 画数を指します。「外格」は表面上の印象や社会的な運勢を表しており、その人の人間関係にも深く関わってきます。また、恋愛傾向も外格から占うことが多いです。恋愛について占う際は、愛情や恋愛に関わる地格と一緒に見ることが多いです。また、外格は一生の内、20代前半頃から影響を与え始め、晩年まで影響を与えると言われています。
姓名判断の画数の吉凶とは?
姓名判断では1画〜81画までの画数があり、それぞれの画数に吉凶が存在します。流派にもよりますが、吉凶は最大吉、大吉、吉、凶、大凶、最大凶の計6種類があります。この吉凶は運勢傾向の一つの目安となりますので、良い運勢の画数であるに越したことはないですが、大切なのはその画数の運勢傾向を知ることです。自分の姓名に凶数が多かった場合でも、なぜこの画数は凶数なのか、どんな運勢傾向にあるのかを知り、改善に向けて行動をしたり、意識をすることで、開運に繋がっていきます。
姓名判断の吉凶数一覧
流派によって異なる画数もありますが、姓名判断の1画から81画までの吉凶別の画数は以下になります。
【最大吉】
6画・15画・24画・31画・47画・63画・81画
【大吉】
1画・3画・5画・11画・13画・16画・21画・23画・29画・32画・33画・37画・39画・41画・45画・52画・64画・65画・67画・68画
【吉】
7画・8画・17画・18画・25画・35画・38画・48画・57画・58画・61画・71画・73画・75画・77画・78画
【凶】
14画・22画・26画・27画・28画・30画・42画・43画・46画・49画・50画・51画・53画・55画・56画・59画・72画・74画
【大凶】
2画・4画・12画・34画・36画・40画・44画・54画・60画・62画・64画・66画・69画・70画・76画・79画・80画
【最大凶】
9画・10画・19画・20画
姓名判断の三大吉数とは?
姓名判断は1画から81画までの画数に吉凶と運勢傾向があり、15画・32画・48画は姓名判断の三大吉数と呼ばれています。この3つの画数のいずれかが総格にあると、強運を招き、他の格に凶数があっても跳ね除けてくれると言われています。
三大吉数の運勢詳細はコチラ
15画・・・15画は自分を中心に全てのものが手に入る画数です。さらに非常に大らかで柔和な性格を与えるので、人望も厚くなります。そのため人生を一歩ずつ着実に進めることができます。
32画・・・天から授かったような不思議な幸運をもたらします。まさに棚からぼたもちというようなラッキーに恵まれます。自然と周囲に人が集まるので、 仕事や趣味でも大成しやすくなります。
48画・・・安定発展型の幸運数で派手さはあまりないですが、かなりの強運を持ちます。特に48画は周囲の人をサポートすることに優れており、自然と人を助けることができます。人を助けることで自分に幸運をもたらすので、気が付いたら周囲に人が集まり、幸せな生活を送ることができるでしょう。
姓名判断の旧字と新字とは?
現在の日本の漢字は「新字」(常用漢字)が用いられていますが、姓名判断では基本的に旧字を用いて画数を計算します。流派によっては新字で占うこともありますが、伝統的な流派では旧字を使用します。姓名判断は元々は「相術」の一種なので、字体も大きく影響します。特に旧字には、その文字が作られた時の元々の意味が込められていますし、その成り立ちも大きく関わってきます。そのため、正確に占う際は新字は旧字に直し、画数を計算します。伝統的な側面や文字の成り立ち、その文字がもつ元来の意味もありますので、旧字で占う方が当たると言われています。
姓名判断で画数が変わるのはどんな漢字?
姓名判断は基本的に旧字を用いるので、新字体と旧字体で文字が異なる場合、画数が変わることがあります。また、漢字によっては文字の成り立ちに合わせて画数が変わるものもあります。「氵」(サンズイ)は元の字が「水」なので4画、「艹」(草冠)は元の字が「艸」なので6画となります。また、漢数字の「一」から「十」は漢字が表す数字を画数とします。ただし、「十」を超える「百」や「千」といった漢数字は数字ではなく、文字そのものの画数となります。
姓名判断の陰陽配列とは?
姓名判断では、名前の文字の画数自体にも陰陽があり、名前全体の陰陽の数や名前の中の陰陽の配列から運勢を占うことができます。この名前全体の陰陽の配列を陰陽配列と呼びます。文字の画数が奇数なら「陽」、偶数なら「陰」となります。陰陽はどちらが良い悪いではなく、性質を示すものであり、陽の画数の文字は外向的で能動的な性質を持ち、陰の画数の文字は内向的で受動的な性質を持ちます。陰陽配列では陰陽の数が偏り過ぎていないことや、人格の部分に陰と陽の文字が来ていると良い配列となります。
陰陽配列の見方 |
名字・名前 |
赤 坂 太 郎 |
画数 |
7 7 4 14 |
陰陽配列 |
陽 陽 陰 陰 |
※以下の表では「陽・・・○」・「陰・・・●」となります。
良い陰陽配列とは?
陰陽配列は2字姓・2字名などと名字・名前の数で異なります。基本的には陰陽の数がどちらかに偏り過ぎていない、人格が陰・陽(陽・陰)となっていることが条件です。
2字姓・2字名の良い陰陽配列は?
完全陰陽と呼ばれ、名字と名前の陰陽がそれぞれ交互に来る配列です。陰陽の流れがスムーズなで、強運を招く良い配列です。
2字姓・3字名の良い陰陽配列は?
名字 |
名前 |
●● |
○●○ |
○○ |
●○● |
○● |
○●● |
●○ |
●●○ |
○● |
○○● |
名字の最後から名前の最初へと陰陽が相反して流れており、陰陽の数も偏りがない良い配列です。
3字姓・2字名の良い陰陽配列は?
名字 |
名前 |
○●● |
○● |
●○● |
○○ |
○●○ |
●● |
○○● |
○● |
●●○ |
●○ |
名字の最後から名前の最初へと陰陽が相反して流れており、陰陽の数も偏りがない良い配列です。
3字姓・3字名の良い陰陽配列は?
名字 |
名前 |
●●● |
○○● |
○●○ |
●○● |
●○● |
○●○ |
○○● |
○○● |
●●○ |
●●○ |
人格に当たる部分の陰陽が相反しており、名字から名前に陰陽がスムーズに流れる良い配列です。
悪い陰陽配列とは?
名字・名前の数により異なりますが、陰陽の数がどちらかに偏り過ぎていること、人格に当たる部分が同じ陰陽になると悪い陰陽配列となります。
2字姓・2字名の悪い陰陽配列は?
人格に当たる部分(中心)が異なる陰陽で挟まれている大挟みと呼ばれる配列です。両隣に陰、もしくは両隣に陽が来る配列です。人生の中でトラブルに挟まれやすい運勢を持ちます。
名字の最初か名前の最後だけが異なる片挟みという配列です。姓と名のつながりが悪いことで、不運に見舞われやすいとされています。
人格に当たる部分の陰陽が相反していますが、名字と名前で要素が2極化している中断という配列になります。陰陽がはっきりと分かれてしまっており、人生の中でも中途半端に終わる事や挫折が多いとされています。
姓名で陰陽がどちらか一方しか無い単一と呼ばれる配列です。陰の性質、陽の性質が強く出すぎてしまい、頑固、もしくは優柔不断になったりしやすくなります。
2字姓・3字名の悪い陰陽配列は?
名前の最初の文字、もしくは名字の最後の文字のみといった中央部のみ別の陰陽を持つ中折れと呼ばれる配列です。悩みが多く挫折が多くなるとされています。
名字・名前で陰陽が両極端にまとまった中断の配列です。人生の中で挫折や中途半端な物事で終わる経験が多くなるとされています。
人格に陰陽の要素は相反するもので、地格が偏った配列は上縛りと呼びます。自身の人柄が良いのに、自由が縛られ、人間関係に苦労するとされています。
人格に陰陽の要素が偏り、地格は陰陽のバランスが良い配列は下縛りと呼びます。自由が縛られ、人間関係があまり上手くいかないことが多いです。
人格部分に偏りがあり、中心部を挟まれているか配列で大挟みと呼ばれます。人生の中で不自由を感じることが多く、人によっては牢屋に閉じ込められていると感じることも。
2字姓・3字名でのみ現れる二重挟みと呼ばれる配列です。大挟みと中断を合わせたような人生となり、かなり悪い部類の配列になります。
3字姓・2字名の悪い陰陽配列は?
名字 |
名前 |
○○● |
○○ |
●●○ |
●● |
○○○ |
●○ |
●●● |
○● |
中折れの配列となります。姓名の中心部のみが異なる陰陽となっており、挫折が多くなる配列とされています。
陰陽が両極端に配置された中断の配列です。人生の中で挫折や中途半端な物事で終わる経験が多くなるとされています。
人格は陰陽が相反する配列、地格は陰陽が偏った配列で上縛りと呼ばれる配列です。人柄は良いのですが、人間関係でトラブルを抱えやすい配列です。
人格の陰陽が偏り、地格は陰陽が相反する下縛りの配列です。人間関係が苦手で不自由をしやすい傾向があります。
姓名判断でも陰陽五行説が関わっている?
姓名判断では陰陽五行説も大きく関わっており、画数1の位によって陰陽五行説の「木」・「火」・「土」・「金」・「水」と分けることが出来ます。1の位が1・2なら「木」、3・4なら「火」、5・6なら「土」、7・8なら「金」、9・0なら「水」となります。
陰陽五行説では木と火、火と土、土と金、金と水、水と木のように隣り合った関係のものを相生と呼び、プラスの作用をもたらします。木と土、火と金、土と水、金と木、水と火のように向かい合い、対立した組み合わせはマイナスの作用をもたらす相克と呼びます。
木と木、火と火、土と土といった同じ五行の組み合わせは比和と呼ばれ、プラスに作用することもあれば、マイナスに作用することもある組み合わせになります。
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姓名判断で相性を占う
姓名判断の相性占いとは?
姓名判断の相性占いとは、自分と相手の名前それぞれの五格の画数を、五行に直し、お互いの格が「相生」、「相克」、「比和」の3種類の内、どの関係になるのかを見て占います。
姓名判断で相性を占う場合、それぞれの格毎に表す相性が異なります。そのため、より細かく2人の相性を占うことが出来ます。
基本的には自分と相手の同じ格の相性を見ますが、異なる格の相性を見ることで、今まで見えてこなかった相性を知ることもできます。
姓名判断ではどんな相性が占える?
姓名判断では五格の相性ごとに「恋愛相性」、「結婚相性」、「身体の相性」といった恋愛関係の相性はもちろん、「上司と部下の相性」、「友人としての相性」などと人間関係全般についても占うことができます。
人間関係で悩んだ時には、2人の名前で相性を占い、自分と相手はどのような相性をしているのかを知ることで解決の糸口を掴むことができます。
『相性』について詳しく知る
姓名判断の五行三才配置とは?
「天格」「人格」「地格」の画数を五行(木・火・土・金・水) に当てはめ、人格を中心とした五行の相性を占うものを五行三才配置と言います。五行三才配置は古来中国より伝わる、自然界が「天・人・地」で成り立っているという「三才」思想が起源になっており、この思想を姓名に当てはめたものになります。
姓名判断の五行三才配置では、天格・人格・地格の配列が自然界の法則に沿った五行の関係であるかどうかで吉凶を占います。特に人格が天格から生じられ、人格から地格が生じるというように、五行の相関図のような配置になると良いです。
五行三才配置では人格と天格の五行の相性を見ることで成功運、発展運、人間関係運が分かり、人格と地格との相性を見ることで基礎的な運勢、内面的人間関係運が分かります。
姓名判断の同格同数とは?
姓名判断の同格同数とは姓名を五格に分類した時に異なる格同士が同じ画数になるものを指し、同格数と呼ばれることもあります。同格同数は良いものではなく、悪い影響を与えるので、これから名前を付ける際に注意すると良いでしょう。同格同数は天格人格同数・天格地格同数・人格地格同数の縦同格、人格外格同格の横同格、天格外格同格・外格地格同格の斜同格の三種類があります。
縦同格とは?
縦同格とは天格数と人格数が同数の天格人格同数、天格数と地格数が同数の天格地格同数、人格数と地格数が同数の人格地格同数の3種類があり、信じていた人に裏切られる、事故や災難、病気にかかりやすいとされています。
横同格とは?
横同格とは人格数と外格数が同数の人格外格同格を指し、災害や精神的気苦労を抱えやすくなります。特に金銭や異性問題を抱えやすく、衝動的になりやすくなります。また、悪い方向に向かい過ぎると、信用を裏切る行為に走る傾向があります。
斜同格とは?
斜同格とは天格数と外格数が同数の天格外格同格、外格数と地格数が同数の外格地格同格の2種類があり、家族縁が薄い傾向にあります。特に親や子との死別、生き別れに合うことも。また、病気や事故にも遭いやすい運勢となります。
名前に2つ以上の同格同数があるとどうなる?
名前に2つ以上の同格同数があると一生を通じて苦労が付きまとうとされています。同格同数の特徴が2つ合わさるため、事故に遭いやすい、財運に恵まれない、犯罪の被害者、加害者になりやすくなります。また、自分の欠点が助長されることも多いので、人間関係でも気苦労が耐えなくなります。
姓名判断の六殺とは?
姓名判断の六殺とは、本殺、頭殺、崩殺、横死殺(横同格)、破殺(天格外格同格)、天地殺(天格地格同格)の六つの殺を指します。
名前の中で対象の部分の画数が同じ数字、もしくは1の位が同じ数字となると、同じような性質がぶつかり合い、「殺」に当てはまり、運勢に悪い影響が出てきます。
また、自身だけでなく、関わる人に六殺がある場合でも影響を受けることがあります。
姓名判断の本殺とは?
本殺とは天格(姓)の一番上の画数と地格(名前)の一番下の画数が同系統の数字になることを指します。名前に本殺があると、精神的に不安定になったり、事故や災難に見舞われたり、病弱になるとされています。また、自分自身が関わる人に本殺があると、相手の不安定さに振り回されることが多く、ストレスを溜め易くなります。また、パートナーとして関わっている場合、突然の災難に合うこともありますので留意すると良いでしょう。
姓名判断の頭殺とは?
頭殺とは天格(姓)の一番上の画数と地格(名前)の一番上の画数が同系統の数字になることを指します。名前に頭殺があると、健康問題を生じやすく、特に精神面での不調が出やすいとされています。また自身の関わる人に頭殺があると、相手の不調に影響されやすく、波乱に満ちた生活になるとされています。
姓名判断の崩殺とは?
崩殺とは天格(姓)の一番下の画数と地格(名前)の一番上の画数が同系統の数字になることを指します。名前に崩殺がある人は、人生の中で多くの好機に恵まれますが、その多くの好機を手放すことになったり、掴めないということに苛まれる傾向にあります。また、個人の能力も高いことが多くなるのですが、その能力を活かしきれず、自分の首を締めることも多くなるようです。
また、崩殺は夫婦や恋人として関わる人に対して悪影響を及ぼします。最初は良い関係を築いていると感じても、次第に関係が冷めていくようなことになります。
姓名判断にはどんな歴史がある?
姓名判断の歴史は古く、古代中国「漢」の時代に用いられていた「相字」という占いが起源で、現在のようなものになるまでおよそ1800年もの歴史があります。姓名判断の起源である相字は陰陽五行説や易学を基に文字を分解して吉凶を判断する占いでした。この相字は平安時代に日本に伝わり、日本では「花押(署名として使う記号)」を分解して吉凶を占う花押相法へと発展しました。特に陰陽道で多く用いられていたようです。その後、鎌倉時代に入り、「姓名字画相」という字画から吉凶を占うものへと変わりました。
明治期に入るまでの日本では名字を持たない人も多かったのですが、1875年(明治8年)以降に国民全員が名字を持つようになり、名字と名前について学問的に研究する「姓名学」が生まれ、広く浸透していきます。
そして昭和3年頃に運命学者「熊崎健翁」が易学を基に姓名を分解して占う「熊﨑式姓名学」を考案し、現在日本で広まる姓名判断の基礎が出来上がり、様々な流派が生まれました。
姓名判断の音韻占いとは?
姓名判断は名前の画数で運勢を占いますが、名前の響き、音韻で運勢を占う音韻占いという手法もあります。音韻占いで占う際は、その人の名前を平仮名(片仮名)に直し、一文字ずつ陰陽五行へと変換し、木・火・土・金・水の数を数えます。名前の中で一番多かった要素がその人の性格や本質を表します。
基本的にはその人の名前の陰陽の数で性格や本質を見ますが、より詳しく占う際は文字の発音それぞれが持つ要素も加味します。
ちなみに、明治から大正期にかけての姓名判断ではこのような音韻占いの手法もかなり広く用いられていたようです。
音韻占いの五行の性質
木の性質が強い…真面目で実直な性格で、負けん気が強いです。内面も芯が強く、自分なりの信念を持つタイプです。
火の性質が強い…陽気で明るいおしゃべりな人気者。裏表がないので周囲に人が集まってきやすいタイプです。
土の性質が強い…大らかで温厚、落ち着いた性格。親切で周囲への気配りも得意なのでその場の中心となりやすいタイプです。
金の性質が強い…積極的で行動力にも優れており、自己主張も強いです。果敢に先頭を進み、道を拓リーダータイプと言えます。
水の性質が強い…非常に活発で行動的ですが、人当たりの良さと親切心に溢れるタイプで、洞察力や観察力にも優れています。
音韻占いの五行の変換方法
あいうえお・・・土
かきくけこ・・・木
さしすせそ・・・金
たちつてと・・・火
なにぬねの・・・火
はひふへほ・・・水
まみむめも・・・水
やゆよ ・・・土
らりるれろ・・・火
わ を ・・・土
姓名判断は当たる?
姓名判断は一般的には画数の吉凶から運勢を占う「相術」の1種とされていますが、不変的な情報を基に占う「命術」の要素を併せ持っています。相術は「風水」・「家相」に代表されるような可変的な要素が強く、「命術」は生年月日や陰陽五行といった不変の要素を用いる占いです。相術は開運の方法を知るのに適しており、命術は自身の宿命や才能、先天的な特徴を知るのに適しています。姓名判断ではその人の運勢を占う時、画数の吉凶だけで全てを占うわけではなく、「命術」の要素も用いて占います。単一の要素だけではなく、複数の要素を用いて占うのが姓名判断であるため、姓名判断は当たる占いと言われています。
旧字・新字で画数が変わる漢字の代表例
漢字 |
新字の画数 |
旧字で占う時の画数 |
逆 |
9 |
13 |
送 |
9 |
13 |
退 |
9 |
13 |
追 |
9 |
13 |
郁 |
9 |
13 |
郊 |
9 |
13 |
郎 |
9 |
14 |
華 |
10 |
14 |
荻 |
10 |
13 |
亜 |
7 |
8 |
阿 |
8 |
13 |
逢 |
11 |
15 |
葵 |
12 |
15 |
茜 |
9 |
12 |
握 |
12 |
13 |
葦 |
12 |
15 |
芦 |
7 |
20 |
扱 |
6 |
7 |
按 |
9 |
10 |
位 |
7 |
6 |
偉 |
12 |
11 |
為 |
9 |
12 |
緯 |
16 |
15 |
萎 |
11 |
14 |
医 |
8 |
18 |
育 |
8 |
7 |
壱 |
7 |
12 |
逸 |
11 |
15 |
稲 |
14 |
15 |
芋 |
6 |
9 |
蔭 |
14 |
15 |
院 |
10 |
15 |
迂 |
7 |
11 |
渦 |
12 |
13 |
浦 |
10 |
11 |
瓜 |
6 |
5 |
運 |
12 |
16 |
荏 |
9 |
12 |
営 |
12 |
17 |
栄 |
9 |
14 |
泳 |
8 |
9 |
瑛 |
12 |
13 |
英 |
8 |
11 |
液 |
11 |
12 |
駅 |
14 |
23 |
悦 |
10 |
11 |
謁 |
15 |
16 |
円 |
4 |
13 |
堰 |
13 |
12 |
延 |
8 |
7 |
掩 |
11 |
12 |
援 |
12 |
13 |
沿 |
8 |
9 |
演 |
14 |
15 |
漢字 |
新字の画数 |
旧字で占う時の画数 |
焔 |
11 |
12 |
艶 |
19 |
28 |
苑 |
8 |
11 |
薗 |
16 |
19 |
遠 |
13 |
17 |
塩 |
13 |
24 |
奥 |
12 |
13 |
応 |
7 |
17 |
押 |
8 |
9 |
横 |
15 |
16 |
欧 |
8 |
15 |
王 |
4 |
5 |
襖 |
17 |
19 |
鴬 |
16 |
21 |
鴎 |
16 |
22 |
黄 |
11 |
12 |
沖 |
7 |
8 |
憶 |
16 |
17 |
温 |
12 |
14 |
穏 |
16 |
19 |
仮 |
6 |
11 |
価 |
8 |
15 |
河 |
8 |
9 |
禍 |
13 |
14 |
花 |
7 |
10 |
茄 |
8 |
11 |
菓 |
11 |
14 |
過 |
12 |
16 |
画 |
8 |
12 |
芽 |
8 |
11 |
会 |
6 |
13 |
廻 |
9 |
8 |
懐 |
16 |
17 |
晦 |
10 |
11 |
海 |
9 |
11 |
絵 |
12 |
19 |
芥 |
7 |
10 |
階 |
12 |
17 |
慨 |
13 |
14 |
涯 |
11 |
12 |
蓋 |
13 |
16 |
蛎 |
11 |
21 |
撹 |
15 |
16 |
殻 |
11 |
12 |
獲 |
16 |
17 |
穫 |
18 |
19 |
覚 |
12 |
20 |
郭 |
11 |
15 |
学 |
8 |
16 |
岳 |
8 |
17 |
楽 |
13 |
15 |
掛 |
11 |
12 |
神 |
9 |
10 |
「ハッピーを呼び込む姓名判断!子供の名前や芸名をつける時のヒントや、画数の注意点もわかりやすく解説します!」(アポロン山崎ハッピーチャンネル) https://youtu.be/ChxWSF5o64I