名前の画数からその人の本質や運勢を読みとる、「姓名判断」。
使用する漢字によって鑑定結果が変わるので、もちろん正しい漢字を使うことが大切です。
しかし名字には、普段使わない旧字体(正字体)を使うご家庭もあります。
旧字体と新字体、どちらの漢字の画数を数えるのが正しいのでしょうか？
詳しく解説します。
目次
姓名判断の旧字体・新字体って何？
姓名判断には、実は鑑定方法の異なるさまざまな流派があります。
なかには「旧字体」を使う流派と、「新字体」を使う流派があります。
旧字体と新字体では画数が違うので、当然鑑定結果まで変わってくることがあります。
なかには旧字体と新字体どちらを使用するかだけでなく、数え方や解釈の違いなど、鑑定師によって鑑定方法が異なることもあります。
ではなぜ旧字体と新字体それぞれの流派があるのでしょうか？
まず旧字体を使う流派の場合、漢字の本来の意味や成り立ちが色濃く反映されているため、旧字体の方が鑑定の要素として重要という考え方です。
古くは中国の漢字辞典が元になっている漢字もあるので、伝統的な手法として人気が高い流派です。
新字体を使う流派の場合、普段から使っている漢字だからこそ当たるという考え方で、時代や馴染み深さに合わせて鑑定している流派と言えます。
他にも新字体と旧字体を組み合わせる流派もあります。
旧字体と新字体で画数が違う漢字にはどんなものがある？
日本の漢字には、古来使用されていた「旧字体」と、戦後日常的に使う形に変化した「新字体」があります。
一般的に「旧字体」は画数が多く複雑なつくりをしており、「新字体」は日常的に使いやすいよう、シンプルなつくりになっています。
よって当然画数にも違いが生じます。
ここからはよく見かける日本の名字で、旧字体と新字体があるものを紹介します。
まずは、日本の名字ランキングでいつも上位に挙がる「斉藤」さん。
新字体の斉藤の“斉”にはいくつかの旧字体があり、「齊藤」「斎藤」「齋藤」があります。
次に同じく名字ランキングでいつも上位の「渡辺」さん。
新字体の渡辺の“辺”にはいくつかの旧字体があり、「渡邊」「渡邉」などがあります。
一般的には上記の漢字を使われることが多いですが、渡辺さんの“辺”は使われていない旧字体も含めると、なんと100種類以上もあると言われています。
次に「沢田」さん。
新字体は“沢”ですが、旧字体は“澤”になります。
他にも、「島田」さんの場合は、新字体の島田の“島”にはいくつかの旧字体があり、「嶋田」「嶌田」があります。
自分の家がどの漢字を正として使っているか確認しましょう。
見た目は同じだけど、旧字体と新字体で画数が違う漢字
姓名判断では、画数の数え方も流派によってさまざまですが、一般的には古来よりある旧字体の画数で計算するのが主流となっています。
ただ、気を付けたいのが、見た目は同じ漢字だけれども、旧字体と新字体で“数え方が違う”という特殊なケースです。
旧字体を用いる流派の場合、部首の画数を数える時に、起源となった漢字の画数で数える場合があります。
例えば、「さんずい」。
「池」や「海」の部首のさんずいは普通に数えると3画ですが、さんずいの起源である「水」から4画と数えます。
また、「花」や「藤」で使われる「くさかんむり」も普通に数えると3画ですが、起源の漢字は「艸」なので6画になります。
次に、「神」や「福」で使われる「しめすへん」も普通に数えると4画ですが、起源の漢字は「示」なので5画になります。
「裕」や「袖」で使われる「ころもへん」も普通に数えると4画ですが、起源の漢字は「衣」なので6画になります。
「持」や「指」で使われる「てへん」も普通に数えると3画ですが、起源の漢字は「手」なので4画になります。
このようにさまざまなケースがあるので、占う前に、姓名の漢字に旧字体があるか確認することが大切です。
結局、旧字体と新字体どちらで占うのが正しい？
似ている結果なら字体にこだわらなくても大丈夫ですが、もし鑑定結果が旧字体と新字体で真逆だった場合、どちらを信じていいのか悩みますよね。
ずばり旧字体と新字体どちらの流派が正しいのか？という質問に答えると、「どちらも正しい」となります。
それぞれの流派に歴史と研究を重ねて応用されてきた緻密な鑑定学があり、間違っている占術はないためです。
「どちらが正しい」と決め打つよりも、自分が「こっちだ」と感じる方が正解となります。
鑑定を重ねる中で、ご自分で旧字体と新字体どちらが当たりやすいか分かってくるようになると思います。
ですのでどちらが正しいかではなく、自分が納得できる流派の方を選ぶことが大切です。
姓名判断ではどんなことがわかる？
姓名判断では、名づけられた姓名をもとに、人生の総合運をはじめ、さまざまなことがわかります。
例えば、適職や職場の対人関係、社交性や環境がわかる仕事運、そして恋愛傾向や好きな人との相性がわかる恋愛運、幼少期、青年期、壮年期、それぞれの人生の時期の運勢、そして基本的性格や才能、運命まで姓名の画数から導き出すことが出来ます。
それらを求めるために、姓名判断では名字と名前の漢字の画数を用いて、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の五運を算出します。
五運はそれぞれに特徴があり、姓名判断に置いてとても重要な要素になります。
次に、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の五運について解説していきます。
姓名判断の五運について
前述したように、姓名判断では名字と名前の漢字の画数をそれぞれ数え、それぞれの画数から「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の五運を求めます。
その五運をもとに、その人の運勢を細かく鑑定していきます。
ここからは、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の五運それぞれを算出する数え方を一つずつ解説していきます。
ここでは数えやすいよう、すべて新字体の漢字として画数を数えていきます。
まず、「天格」は、名字の全画数を合計したものになります。
例えば「田中花子」なら、「田」5画と「中」4画を足して9画になります。
「人格」は、名字の一番下の漢字と、名前の一番上の漢字の画数を合計したものになります。
例えば「山田久美子」なら、「田」5画と「久」3画を足して8画になります。
「地格」は、名前の漢字の画数を合計したものになります。
例えば「伊藤知美」なら、「知」8画と「美」9画を足して17画になります。
「外格」は、「総格」の画数から「人格」の画数を引いたものになります。
例えば「飯田真也」なら、「総格」が「飯」12画+「田」5画+「真」10画+「也」3画=31画、「人格」が「田」5画＋「真」10画＝15画なので、2つの画数を差し引いて16画になります。
「総格」は、名前と名字すべての漢字の画数を合計したものになります。
例えば「和田拓也」なら、「和」8画+「田」5画+「拓」8画+「也」3画で、合計26画になります。
ここからは五運それぞれから導き出される運勢、わかることについて解説します。
まず「天格」は、解説した通り名字の総画数から算出するため、先祖代々受け継がれた一族の運勢のほか仕事運がわかります。
「人格」は、主運が視られると言われ、生まれ持った本質や才能、健康、そして人生の中年期の家庭運や仕事運がわかります。
「地格」は、基礎運が視られると言われ、青年期の運命や適職、恋愛運がわかります。
「外格」では、おもに社会運がわかり、対人関係や周囲からの評価がわかります。
「総格」は、もっとも大切な画数と言われ、人生全体の運勢がわかります。おもに中年期以降に大きく影響し、晩年になるほど強くその運勢が現れると言われています。
例え鑑定結果が悪くても、それは不幸を回避するきっかけや、弱点を克服するアドバイスとして前向きに捉えましょう。
そうすれば自ずと運気も上がっていくはずです。
当たる姓名判断ならアポロン山崎
ここまで姓名判断の算出方法や注意点などを解説しましたが、自分で鑑定しても正しい算出方法なのか分からなないですよね。
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